「どうして〜」最終話、アップしました。


えと、真正淫靡アキラへの路を、まっしぐらに堕ちていくアキラです。

あ、なんか、思いっきり語りそうになってきたので、折りたたみます。

アキラの心の中にあるのは、シキへの想いだけで。
でも、それを『好き』っていう気持ちを言えない。
いや、その前に『好き』っていうことにも、まだ気がついていないんだと思います。

トシマに来るまで、碌に人とかかわってこなかったアキラが、ようやく抱いた『好き』っていう気持ちです。
アキラにとって、初めての感情ですよ、きっと。
誰か一人に固執し、寝ても覚めてもその人のことだけを想う。
会えなかったりすると、切なくて、一人でいるのが無性に寂しくなるんですよね。
アキラもそうなんだと思います。

好きな人を想うと、嬉しくて暖かくて幸せな気持ちになる。
でも、反面、寂しくて焦がれて辛くて…。
その人のことばっかり考えてしまう。
そういうの、アキラにとっては初めてだったんだと思います。
だから、まだ、分からない。気がつけない。
シキの側に居る、って決めたけど、その根本に隠れる自分の感情は、まだ理解できていないんだと思います。

その点シキティは、外に出て、殺戮を繰り返す、というある意味血肉沸き踊る行為を繰り返しているので、自分の心のうちの感情に鈍感でいられる。
四六時中アキラのことを考えて（いるかもしれませんが。笑）いなくてもいい状況に、身を置けるんですよ。
ずるいなー、シキティ。（笑）

でも、シキティが、自分の中のアキラが『好き』っていう感情に気がついたとき、どう変わっていくのか、って想像すると楽しいです。




そんなこんなで、依存恋愛五題「どうしてこんな痛みを俺に教えたんだ」最終話です。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
あと一章、お付き合いください。
（これが、また、長いんですが…。苦笑。
　あ、「どうして〜」も長すぎたので、実は一話削除しましたー。）