バレンタインは、季節はずれのお正月SSになってしまったので、ホワイトデーくらいは季節感を出そうかと…。
シキアキED1で小ネタですー。 シキティ目覚めた後、ラブラブエロバカップル(笑)な二人です。 サイトへ上げるほどボリュームが出なかったので、こちらに置きます。 よかったら読んでやって下さい。m(_"_)m 美味しかった♪ シキアキWDSSS、下に折りたたんであります。 ダイニングキッチンから、先に身支度を済ませたシキが淹れているコーヒーの香りがしてくる。 ピアスが見える位置までファスナーを下ろしジャケットを羽織ると、寝室からダイニングへと向った。 「まだ時間、大丈夫なのか?」 「ああ」 「サンキュ」 差し出されたマグカップを受け取る。 俺を見ていたシキの瞳が、不満そうに細められた。 「なんだよ」 「見せ過ぎだ」 伸びてきたシキの指先がファスナーを下げ、臍に穿たれた所有の証を隠していくのを見ながら好きなようにさせる。 こういうときのシキには何を言っても無駄だ。 「お前は、俺以外の人間にそんなに肌を見せたいのか?」 「そんなこと言ってないだろ。だいたい、いつもはアンタがもうちょっと開けろって言うだろう」 「……今日は、少し肌寒い」 「…………。アンタ、時々過保護だよな」 「そうか?」 ファスナーを下げきった指先が、ベルトを通り過ぎ更に下へと悪戯に下りてくる。 革のパンツの上から、そのものの形をなぞるように撫でられ、治まったばかりの今朝の余韻がゾワリと腰の奥に熱を呼び覚ました。 「シキっ! 朝から何やってんだよ!」 「アキラ、今夜は俺がしてやろう」 「え?」 疼き出す熱に快楽を刺激され、意識と感覚が翻弄される。 マグカップを持つ指からも、膝からも力が抜けていきそうになる。 カップを取り落としでもすれば、それこそシキに何を言われるか分からない。 さりげない風を装い、ダイニングテーブルにカップを置いた。 「お前は固いのが好みだったな。今夜は特別大きくしてやってもいい」 「っ……」 カタチを露にし始めたそれを下から上へと撫で上げられ、溜めていた息が思わず漏れた。 ダイニングテーブルについた手で、なんとか身体を支え、懸命に感じていない振りをする。 愉悦を浮かべて俺を見つめる赤い瞳の思い通りになるのは、なんとなく悔しい。 「何をいれて欲しい? アキラ、お前の好きなものをいれてやる」 俺の前を弄っていたシキの手が後ろへまわり、するりと臀部を撫で回した。 シキの指先に革のパンツ越しに敏感な部分を押され、腰の奥に生まれた劣情の熱がずくりと膨らみ甘い疼きとなって下半身を舐め尽していく。 「挿れるって……。そんなの、いつも通りでいいっ! 他のモノなんか挿れるなよっ!」 「いつも通りでいいのか? つまらんな。今日くらいは普段使わないものをいれてやる。遠慮するな」 腰を引き寄せられ、あっという間に俺の脚の間に入ったシキの太腿に前をゆるゆると擦りあげられる。 しっかりと掴まれた臀部はからかうように揉み拉かれていた。 「やめ…ろ。それ…以上っ、ぁ……っ」 さっき吐き出したばかりの欲望が鎌首を擡げ、革のパンツを押し上げ張り詰めていく。 からかうような緩やかな刺激がもどかしくて、いつの間にか自分からシキの太腿へと腰を押し当てていた。 「ふっ。口と行動はまったく逆だな」 「そ…んな、ことっ、な……ぁ……アっ」 「では、言ってみろ。何をいれて欲しい?」 臀部を撫でていたシキの手に、くっと強く尻たぶを掴まれ指先で狭間を押し広げられた。 「あ…ッ。……アンタのだけで、いいっ! いつも通りでいいからっ!! 他のモノ…っ……なんて、挿れる…なっ」 「……俺の?」 「そう……っ……だよっ。いつも以上に、か、硬くとか、お、大きくする必要もないからっ! アンタの、それ以上大きくされたら、俺が困る!」 「……アキラ、お前何か勘違いしていないか?」 押し広げられた狭間の奥に、シキの指先が押し当てられていく。 革のパンツ越しに感じるその感触に快楽が煽られ、白い欲望はどうしようもないほどに肥大していく。 「何が……だよっ」 「俺は今夜の食事のことを話していたつもりだったんだがな」 「……食事?」 「ああ、今日はホワイトデーだ。お前の好きなオムライスを作ってやる。そう言わなかったか?」 赤い瞳は愉しそうに笑い、その奥に欲情の炎を揺らめかせて俺を見つめている。 「アンタ、わざとだろ。そんなこと一言も言ってない」 「くくっ。そうだったか? まあいい。玉子は固めに焼いてやる。具はいつも通りでいいんだな」 「……いつも通りでいい」 シキが隠したはずの所有の証が、再び見えてくる。 ファスナーはすっかり上げられ、肌蹴た胸元にシキの手が触れる。 「……ぁ……っ。シキっ、だからっ、……んっ、それ以上……は……っ、時間……、出かける……っ」 「まだ時間はある。それに、このままではお前がまずいだろう」 触れられるどこもかしもが熱くて。 甘く熱を孕んだ躰が疼き出す。 絡めた舌先から、ふわりとコーヒーの香りが漂ってくる。 二人で同じ香りに包まれながら、ダイニングテーブルの上で遅い朝の陽を素肌で受けとめた。 ……fin
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